■導入の目的と背景 近年、子どもたちが犠牲となる痛ましい事件・事故が相次ぎ、保護者の間で子どもの安全管理への不安が高まっています。それに対して、ワオ・コーポレーションでは、運営する各校に警棒や防犯スプレーを設置、セキュリティ会社と契約し防犯カメラを設置するなど、さまざまな安全策を積極的に施してきました。今回、それら「子どもたちの安全管理向上策」の一環として、また生徒および保護者に対するサービスをよりいっそう向上させることを目的に、登下校情報を保護者の携帯電話にメール配信するサービス(サービス名「キッズ イン フィール」)を導入することとしました。
■「キッズ イン フィール」の概要と機能 「キッズ イン フィール」は、大日本印刷とドコモ・システムズ株式会社(本社・東京 社長・中津川丹)が共同で行っている、ICタグを使った、登下校・入退室情報を保護者等にメール配信するサービスです。昨年春から東京、神奈川、九州、広島などで実証実験を行い、すでに本格運用も始まっています。 主な機能は以下の通り。保護者の方は次の機能を利用できます。 ・ 登下校情報メール配信機能 配付されたICタグ内蔵カードを、生徒が各校に設置した専用の読み取り機にかざすことで、登下校情報が保護者の携帯電話やパソコンのメールに配信されます。(メールアドレスはICタグ1枚につき2か所まで設定可能) ・保護者用Webサイト機能 保護者ごとにユーザーIDとパスワードを発行、そのID・パスワードで保護者は保護者向けWebサイトを見ることができます。自分の子どもの校への到着・授業終了情報のほかに、いままでの出席履歴や校からのお知らせなどが閲覧できます。 ワオ・コーポレーションの各校では、次のような機能が利用できます。 ・ 出席情報管理機能 各校で生徒の出席履歴情報を入手することで、出欠管理を行えます。 ・ 同報メール配信機能 本サービスを利用している保護者に対して、校から各種「お知らせメール」を配信することができます。学年やクラスなどをグループ登録することで、それぞれのグループに対し異なるメールを配信することも可能です。
ワオ・コーポレーションは、これら機能と実証実験において「仕事先からも子どもの状況が確認できる」や「迎えに行く時間がわかる」等、好評を得たことを踏まえ、「キッズ イン フィール」を導入することとしました。これにより、教育業としてより質の高いサービスの提供を目指しています。
■今後の導入予定 7月1日〜31日の1か月間、栃木、大阪、岡山、広島の4府県において、希望者(約1000名を予定)を対象にテスト運用を実施。その結果を踏まえ、この秋から本格運用を順次開始し、来年(2006年)春には、全国22都道府県240校に通う約4万人の小・中・高校生の全生徒を対象に、サービスを展開する方向です。