アプローチ

川嶋あいさんの事務所は、つばさエンターテインメントであることがわかるや否や、村上氏は、アポイントをとって飛んでいく。
動きが早いので有名。

まずは、監督の前2作のDVDを観てもらうこと、製作会社である(株)ワオコーポレーションを知ってもらうこと、などひとつひとつ手順をふんで、川嶋あいさんの所属事務所に、アプローチを重ねた。
監督も、どんな作品をつくりたいかを語り、前作同様にこの映画で表現したい現代人へのメッセージを語った。

つばさエンターテインメントも芸能事務所としては、異色の成り立ち。
社長の吉永氏が、もとは有名なマーケティング会社の社長で、その会社を部下に譲ってまで、川嶋あいを育て世に出すために、新しいレコード会社をつくった人。
既成の形にとらわれず“これ!”と思ったものには、チャレンジしていく、そんな精神が西澤監督と通じ合ったのか、ほどなく映画化の承諾をいただくに至ったのである。
(文 西澤真佐栄)