INTERVIEW

新規プロジェクト誕生〜成長秘話
知育アプリ「ワオっち!」編

新居 優 (アプリ企画・開発)

知育アプリ「ワオっち!」シリーズの開発がスタートした経緯、また開発に当たっての想いを教えてください。 知育アプリ「ワオっち!」シリーズの開発がスタートした経緯、また開発に当たっての想いを教えてください。

知育アプリ「ワオっち!」シリーズの開発がスタートした経緯、
また開発に当たっての想いを教えてください。

 学習塾での教育活動の中で、家庭内コミュニケーションが子どもの成長に大きく関わることを実感してきました。そこで、親子で楽しくコミュニケーションがとれ、かつ成長に役立つものを作りたいという想いのもと、スマホやタブレットで使えるコンテンツの開発を開始しました。学ぶ楽しさの中に驚きや感動を見つけられること、そして保護者の方やお子さま同士のコミュニケーションの時間を創出することといったスタート時の理念は、今でもチームの根底にある考え方です。

開発からリリースまでにはどんなスタッフが
携わっているのでしょうか?

 主にプランナー・デザイナー・エンジニアといった役割の人が関わっています。コンテンツの企画をプランナーが行い、それをデザイナーが画面設計し、エンジニアがアプリの形にする、といった工程でリリースされます。その他には、マーケティングを担当するスタッフ、アプリ内の音声を作成するスタッフもいたりします。1つのアプリに対してメインで3人ほど、その他の運用についてはチーム全体でやっているようなイメージです。

1つのアプリの開発からリリースまで、どのくら
いのスケジュールで進められるのでしょうか?

 アプリにもよりますが、大体は4~5ヶ月程度でしょうか。規模によっては、それ以上かけることもあります。こんなアプリを作りたいと考え企画書の形になるまで1ヶ月、そこからデザインし実際にイラストを作成するのが2ヶ月、そこからアプリの形に組み上げるのが2ヶ月ぐらいです。比較的長いスパンでの開発になり、同時に並行していくつものアプリを開発しているので、工程管理には気を遣っています。

開発中に悩んだ事、
大変だった事などを教えてください。

 ワオっち!シリーズは小さなお子さま向けのアプリなので、とにかくお子さまに最適化することに腐心しました。知育アプリなので、楽しみながら「学び」を得られるような内容にし、さらに継続して楽しんでもらうため、コンテンツごとに小さな目標を設定して達成感を感じてもらうことを徹底しました。また、操作性にもこだわり、ボタンをアニメーションで目立たせたり、直感的に操作できるような見た目にしたり、といった工夫をしています。

運営開始後の反響はいかがだったんでしょうか? プロジェクトに携わって良かった事、嬉しかった事、 やり甲斐を感じた事などを教えてください。

 ありがたいことに大変多くの人に遊んでもらい、「ワオっち」という名称もずいぶん浸透してきました。一番嬉しかったのは、街中でワオっちの姿を見かけた時です。電車の中などで遊んでいるところを見かけることがあり、とても励みになりました。また、イベント等でお子さまが遊んでいる姿を直接見られる機会もあり、ユーザーさんとの距離が近い環境で開発をするという経験ができたことは、大変良かったです。

これからの「学び・感動」のために挑戦したいことなどはありますか?

 「学び」は常に時代に即している必要がある、と考えていますので、新しい技術・種類のコンテンツにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。流行りのコンテンツ、最近だとVRやAIといった分野を、いかに知育コンテンツに結び付けられるか、ということを日々考えています。「学び」の根本は変わらなくても、その形は時代によって変容すると思いますし、それによって「感動」を得て、それがまた次の「学び」につながるということを目標にしています。