代表あいさつ

「教育のイノベーション」と
「サブカルチャーの世界戦略」を
民間の手で―

当社は1976年に創立、12年目の1988年に株式公開し、36年目の2012年、MBOにより非公開企業となりました。当社があえてこの道を選んだ理由は二つあります。

・国内外に広がるビジネスチャンスに、創業の原点に立ち返り、思い切った大きなチャレンジをしたかったこと。
・その実現のために社員の中に広まってきた、いわゆる「大企業病」を払拭し、イノベーションを敢行したかったこと。

そしてこの間、当社は事業領域を〈Education&Entertainment〉と定め、次の二つのミッションを掲げてその実現に近づくべく努力をしてきました。

①真の教育・文化立国「日本」の創出に寄与します。
②良質のコンテンツを広く配信し、
 「世界」の人々に “夢” と “感動” を提供します。

① について、当社を含めた私塾は、受験や補習の面で学校を補完することで日本の教育を下支えしてきました。
しかし、21 世紀に入って10 余年、社会の急激な変化、とりわけIOT、AI、SNS など世界の先端技術の進展はめざましく、日本の優位性はゆるぎ始めています。
政府主導の教育改革がすすめられていきますが<6・3・3 制>や<指定教科書による同学年統一の指導>など、根本のシステムは変わりません。
もっと面白い、もっと刺激的な、もっと社会に出てから役に立つ教育を開発・実践できないか?
当社は全国に拡がる教室(能開センター・個別指導Axis)とe ラーニング(ネットによる在宅学習システム)による独自の方法でその実現をめざしたいと考えています。

② について、当社は2000 年から10 年間で3 本の長編アニメ映画を製作し、世界の映画祭で高い評価を受けてきました。マンガ、アニメなどのいわゆるサブカルチャーが世界中で人気を博している背景があったと思われます。
渋谷、秋葉原や原宿などの若者のファッション、さまざまなグッズ、キャラクターを含めたオタク文化は、従来の日本の伝統文化以上に世界の若者から支持されているのです。当社は、アニメやマンガ、多様な教育系コンテンツとともに、良質のオタク文化を企画・制作し、インターネットで世界に向けて発信していきます。

キーワードは

アナログとデジタルの融合
教育とエンタメの融合
教育とゲームの融合

これら二つのミッションの実現と周辺領域のビジネスの拡大を目指して、中長期的な視野に立ち、さまざまな企業、大学、自治体の皆さまと連携ができればと願っています。

株式会社ワオ・コーポレーション
代表取締役会長