INTERVIEW

教育の改革者インタビュー
能開センター 講師

安永 享太郎さん

講師として働くときに心がけていることは?

 生徒を「子ども扱いしない」ことです。子どもたちは想像している以上に、物事を深く考え、観察力もあります。根拠のない指示には反発するし、教壇に立つ指導者のこともよく観察しています。生徒の話に真摯に向き合い、小さな大人として対応することを常に心がけています。

ワオの教育に携わり感動したことは?

 毎年夏に西日本の各地から能開生が集まり実施される、西日本夏期合宿です。子どもたちはそこで5日間ひたすら自分と向き合います。普段目を背けている「自分の弱さ」と対峙しそれを乗り越えていく姿に、言葉では言い表せない尊さを感じます。それと同時に、「子どもたちに負けられない!」「指導者としての力量をもっと上げたい!」という思いが強くなっていきます。

教える以外にどんな仕事をしていますか?
またその仕事の面白さは何ですか?

 講師・事務スタッフの採用や研修、広報活動などに携わっています。採用業務はプレッシャーを感じますが、自分が採用に関わったスタッフが活躍している姿を見ると、大きなやりがいを感じます。広報活動では、チラシや新聞・情報誌の広告欄の作成をしています。伝えたい情報は膨大ですが、お客様が知りたい情報を厳選し、どう見せていくか考えるのはとても楽しい時間です。その広告が問い合わせに繋がったときは、大きな達成感を感じますね。

これからの教育はどう変わっていくと
思いますか?

 一人一人の個性や魅力、考え方が尊重される教育へと大きくシフトしていくと思います。そのためには勉強を教えるのではなく、勉強の仕方を教え、自ら学んでいける仕組み作りが重要になってきます。ワオの教育理念「自ら学び、自ら考え、自らの判断で行動できる人物の育成」を基に、従来の教育手法を覆す新しい学びを開発・提供していきたいと思います。

これからの「学び・感動」のために挑戦したいことなどはありますか?

 インターネットリテラシーに関する教育や、小中高校生向けの経済学に関する教育など、教科教育を越えた「新しい学び」の提供です。この分野は興味関心のある子どもは多くいても、学べる場が少ないのが現状です。多方面で事業展開しているワオの強みを生かした学びのプラットフォーム・コンテンツ制作に積極的にチャレンジしていきたいと思います。