プレスリリース

2025年9月
WAOアンケート結果レポート

株式会社ワオ・コーポレーション 2026年1月8日

1. 調査概要

■対象:能開センター・個別指導Axisの小学4年生〜高校3年生
■回答者数:25,379人
■実施時期:2025年9月
■実施方法:アンケート用紙による教室回答
■設問内容:4問

【調査トピックス】
設問1:あなたが尊敬する人は誰ですか?
設問2:あなたが将来、一番なってみたい職業はどれですか?
設問3:家でスマホやPC、タブレットを一番何につかっていますか?
設問4:学校や塾以外で、インターネットをつかって勉強したことはありますか?

2. 調査トピックス別レポート

小中高生2.5万人のリアル
  • ■設問1:あなたが尊敬する人は誰ですか?

    【価値観】尊敬の対象は「お母さん」が最多。身近な関係性が上位を占める。

    全学年で「お母さん」が最多となりました。「お父さん」は「友だち」と僅差で3位です。学年が上がるにつれて、尊敬の対象は家族中心から「友だち・先輩」へ比重が移る傾向が見られます。
    また、上位3項目(お母さん・友だち・お父さん)だけで全体の42.7%を占めており、尊敬の対象が日常的に関わりのある身近な関係性に集まりやすい状況がうかがえます。

  • ■設問2:あなたが将来、一番なってみたい職業はどれですか?

    【職業観】学年が上がるにつれて具体化。一方、21.4%が「その他・未定」。

    「その他・未定」が最多で、「まだ決めきれていない」「具体的な職業名をイメージしきれていない」といった将来を模索中の層が一定の割合で見られました。
    AIの急速な進化をはじめ、社会変化のスピードが増す中で、将来の職業を固定的な職業名で捉えにくくなっている状況も影響している可能性があります。

  • ■設問3:家でスマホやPC、タブレットを一番何につかっていますか?

    【デジタルライフ】スマホは主に娯楽・交流の端末。学習目的での利用は6.7%。

    「動画視聴」が全学年で最も多く27.6%でした。次いで小学生では「ゲーム」が19.7%と上位に入る一方、中高生ではLINE(中:22.4%/高:22.3%)やSNS(中:15.9%/高:18.6%) が上位となり、利用目的が変化します。
    学年が上がるにつれて、デバイスの役割は「遊ぶ」中心から「つながる」中心へと比重が移っている状況がうかがえます。学習(勉強・調べもの)利用は6.7%にとどまりました。

  • ■設問4:学校や塾以外で、インターネットをつかって勉強したことはありますか?

    【ネット学習】週2回以上の継続利用は全体39.5%、高3では62.3%

    学校や塾以外でのインターネット学習は、学年が上がるにつれて利用が増加しています。週2回以上の継続利用(ほぼ毎日、週に2~3回)は、小学生で35.1%、中学生で36.0%にとどまる一方、高校生では50.0%に達しています。
    その一方で、「使ったことはあるが、いまは使っていない」と「一度も使ったことがない」を合算した離脱・未活用層も18.9%を占めており、利用経験は広がりつつも、学習習慣としては定着途上である状況がうかがえます。

3. 設問別分析と考察

回答は4問とも「単一選択」を指示していましたが、設問1~3では複数選択の回答も見られました。本調査では、これを関心が一つに収まりきらない多様性や、複数領域を組み合わせた将来観の表れとして捉え、複数選択は延べ回答としてすべて集計しています。なお、割合は小数点以下第2位を四捨五入して表示しました。未回答・無効回答を除外して集計しているため、項目の合計が100%にならない場合があります。(※延べ回答のため、回答者の割合とは一致しません)

  • ■設問1:あなたが尊敬する人は誰ですか?

    • 1-1.全体のトップ10延べ回答数 27,710件

      (図1)尊敬する人:全体トップ10(延べ回答数)

      全体集計では、「お母さん」が20.3%で最も多く、次いで「友だち」11.2%、「お父さん」11.2%が僅差で続きました。上位3項目(お母さん・友だち・お父さん)だけで42.7%を占めており、尊敬の対象が日常的に関わりのある身近な関係性に集まりやすい状況がうかがえます。
      学年別に見ると、小学生では「お母さん」「お父さん」を中心とした家族が47.9%と高い割合を占めます。中学生では家族が34.5%に低下する一方、「友だち・先輩」は小学生の11.3%から22.8%へ増加しており、尊敬の対象が家庭外へ広がる局面が見られます。高校生では家族が40.7%へ再び上昇し、特に女子では「お母さん」が30.1%と高い割合となりました。「友だち・先輩」も21.3%と一定の割合で維持されています。

    • 1-2.カテゴリ別

      カテゴリ別集計は、以下の構成になりました。

      (図2)尊敬する人:カテゴリ別集計(延べ回答数)

      カテゴリ分けは、以下としています。

      カテゴリ 選択回答
      家族 お父さん/お母さん/兄弟・姉妹/おじいちゃん/おばあちゃん
      友人・先輩 友だち/先輩(学年が上の人)
      エンタメ・
      クリエイター
      俳優/歌手/タレント/アイドル/声優/マンガ家/イラストレーター/アニメやゲームのキャラクター/ユーチューバー
      偉人・著名人 歴史に出てくるすごい人/スポーツの選手
      学校の先生 学校の先生
      その他 その他

      カテゴリ別(※延べ回答数)では、「家族」40.6%、「友人・先輩」18.9%、「学校の先生」3.9%の合計が63.4%を占めています。著名な存在よりも、日常的に接点のある関係性に敬意が向きやすい傾向が示されています。
      最多の「家族」カテゴリでは、複数選択が一定の割合で見られました。回答者25,379名のうち、家族項目を1つでも含む回答者は10,241名(40.3%)です。その中で、家族項目をすべて選択した回答者は50名、「お父さん」「お母さん」を同時に選択した回答者は491名となっています。また、「その他」を選択した回答の欄外記述には「家族全員(12件)」も見られました。「お母さん」を中心に、家族が尊敬の基盤として位置づけられている状況がうかがえます。
      一方、「エンタメ・クリエイター」も13.3%を占め、表現・創作領域への敬意も一定数見られました。「偉人・著名人」も14.3%を占めており、身近な関係性に加えて歴史的・社会的なロールモデルも選ばれていることが分かります。

  • ■設問2:あなたが将来、一番なってみたい職業はどれですか?

    • 2-1.全体のトップ10延べ回答数 25,929件

      (図1)職業:全体トップ10(延べ回答数)

      最多は「その他・未定」で21.4%でした。この結果は、「まだ決めきれていない」「具体的な職業名をイメージしきれていない」など、将来を模索中の層が一定の割合で存在することを示しています。AIの急速な進化を含むテクノロジーの発展や社会変化の加速により、将来の職業を固定的な職業名で捉えにくくなっている状況も、未定層の厚さに影響している可能性があります。
      具体的な職種では、医師(9.2%)、公務員(7.0%)、会社員(6.3%)、学校の先生(5.1%)、研究する人(3.7%)が上位となり、社会的に認知度の高い職種が選択されやすい傾向が見られました。
      一方で、スポーツ選手(5.6%)や動物関連(4.4%)、エンジニア(3.9%)など、関心・得意領域に基づく選択も一定の割合で見られます。なお、「YouTuber」は17位(2.0%)、「ゲームクリエイター」は15位(2.2%)であり、話題性の高い職種も挙がるものの、全体では2%前後にとどまっています。

    • 2-2.カテゴリ別

      カテゴリ別集計は、以下の構成になりました。

      (図2)職業:カテゴリ別集計(延べ回答数)

      カテゴリ分けは、以下としています。

      カテゴリ 選択回答
      医療・福祉・
      介護系
      医師/看護師/薬剤師/介護士
      公務員・
      安全保障系
      公務員/政治家/消防士/自衛官
      ビジネス・経営系 会社員/経営者/起業家
      教育・研究系 学校の先生/研究する人(学者)/保育士
      テクノロジー・
      クリエイティブ系
      ゲームクリエイター/エンジニア(プログラマー・アプリを作る⼈) /建築家/デザイナー/マンガ家/イラストレーター
      エンタメ・芸能・表現系 ユーチューバー/スポーツ選手/俳優/歌手/タレント/アイドル/声優/モデル
      サービス・販売系 販売員/美容師・メイク
      動物関連 動物にかかわる仕事(獣医・飼育員など)
      その他・未定 その他

      カテゴリ別では、「その他・未定」(21.4%)が最も多く、次いで「医療・福祉・介護系」(17.3%)が続きました。続いて、「テクノロジー・クリエイティブ系」(12.8%)、「教育・研究系」(10.8%)、「エンタメ・芸能・表現系」(10.3%)、「ビジネス・経営系」(10.1%)が1割前後で並び、「公務員・安全保障系」(8.4%)も一定の割合を占めています。
      「その他・未定」が2割を占める一方で、医療・ビジネス・公務員・教育・ITなど、社会的に需要が見込まれ、専門性が求められる分野も多く選択されており、将来を見据えた関心の広がりがうかがえます。
      また、「エンタメ・芸能・表現系」(10.3%)も1割を占めており、将来像を「自己表現」や「発信」を軸に捉える層も一定数いることが示されています。

  • ■設問3:家でスマホやPC、タブレットを一番何につかっていますか?

    • 3-1.全体順位延べ回答数 26,990件

      (図1)デジタルデバイス利用:全体順位(延べ回答数)

      第1位:ユーチューブ(YouTube)や ネットフリックス(Netflix)で動画やアニメを見る (27.6%)
      第2位:ライン(LINE)やメールアプリで家族や友だちとやりとりをする (19.8%)
      第3位:ゲームをする (14.2%)
      第4位:インスタグラムやティックトック(SNS)などに写真や動画をのせたり見たりする (13.0%)
      第5位:音楽をきく (12.9%)
      第6位:勉強(宿題・レポート)やしらべものにつかう (6.7%)
      第7位:とくにつかっていない (3.5%)
      第8位:写真をとったり、かざったり(加工)する (0.9%)
      第9位:動画をつくったり、つなげたり(編集)する (0.7%)
      第10位:ネットのお店(ネットショッピング)やフリマアプリを見る (0.3%)
      第11位:自分の声をとったり(音声配信)、ブログなどにのせたり(投稿)する (0.2%)

      YouTubeやNetflix等の動画視聴(27.6%)、LINE・メール等のコミュニケーション(19.8%)、ゲーム(14.2%)、Instagram・TikTok等のSNS(13.0%)、音楽を聴く(12.9%)が上位を占め、合計で87.5%に達しています。家庭内のデバイス利用は「視聴」「交流」「娯楽」が中心であり、「楽しむ」「つながる」用途が大半を占める構図が示されています。
      一方で、学習(勉強・調べもの)は6.7%にとどまりました。また、写真加工(0.9%)、動画編集(0.7%)、音声配信・投稿(0.2%)といった創作・発信系は合計1.8%で、閲覧・視聴に比べて「作る」「発信する」行動は少数派となっています。

  • ■設問4:学校や塾以外で、インターネットをつかって勉強したことはありますか?

    • 4-1.全体順位延べ回答数 25,379件

      (図1)学校や塾以外でのインターネット学習:全体順位(延べ回答数)

      第1位:何回かだけつかったことがある (28.8%) … 経験はあるが習慣でない層
      第2位:週に2~3回くらいつかっている (24.2%) … 中頻度層(週習慣)
      第3位:ほぼ毎日つかっている (15.3%) … 高頻度
      第4位:月に2~3回くらいつかったことがある (12.7%) … 低頻度層(月習慣)
      第5位:つかったことはあるが、いまはつかっていない (11.9%) … 離脱者・過去の利用層
      第6位:一度もつかったことがない (7.0%) … 未経験層

      頻度 回答項目 構成比
      週2回以上 ほぼ毎日 + 週2-3回 39.5%
      月2-3回 月に2-3回くらい 12.7%
      離脱・過去利用 何回かだけ + 過去利用のみ 40.7%
      一度も
      つかっていない
      一度もつかったことがない 7.0%

      全体では、学校や塾以外でのインターネット学習は、「一度も使ったことがない」層が7.0%にとどまり、93.0%が利用経験を持っています。一方で、「ほぼ毎日」15.3%と「週に2~3回」24.2%を合わせた週2回以上の継続利用層は39.5%にとどまっています。最も多いのは「何回かだけ使ったことがある」(28.8%)で、利用経験は広く見られるものの、学習習慣としては定着しきれていない層が一定の割合で存在します。さらに、「月に2~3回」(12.7%)や「使ったことはあるが、いまは使っていない」(11.9%)も一定の割合で見られ、利用はしていても頻度が上がりにくい、または継続が途切れやすい状況がうかがえます。
      しかし、学年が上がるにつれて週2回以上の継続利用層は増加しており、高校生全体では50.0%、高3では62.3%が学校や塾以外でもインターネットを活用して学習しています。

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